未だ衰えぬ華僑の重鎮、王 椋雷。
若かりし日、王には杯を共にした異国の親友がいた。その名は三島 仁八。
世界に戦乱の兆しが見え始めた頃、
「平和のために、三島家を滅ぼさなければならない」
という言葉を残し、仁八は王の前から姿を消した。
……その後、仁八の死が王に伝わり、世界は大きな戦火に包まれた。
それから30年以上の時が経ち、隠居生活を送っていた王の下に
The king of Iron Fist Tournament5の招待状と共に、
『お主の力を必要としている。我が下へ来い、椋雷』とのメッセージが届く。
差出人は……三島 仁八!
「まさか! 仁八が生きているというのか!?」
死んだはずの旧友からの手紙。その真偽を確かめるべく、大会へ出場する王であった。